多くの人は新鮮なものが美味しいと思っていますが、必ずしもそうではありません。熟成させることで食品は美味しさを増していくのです。もちろん、腐らないように適切な温度と湿度で管理することが大事であると言えます。新鮮な魚の刺身は舌触りや噛み応えがあって美味しいものですが、旨味成分を考えると熟成させる必要があります。

魚の種類によっては、一日二日経ってから食べた方が美味しいものも少なくありません。鯛などは歯ごたえを取るか旨味を取るかで好みが分かれるところです。お肉に関しても温度計センサーで管理された倉庫で保管することが大事です。特に牛肉は3週間ほどの時間が必要であり、その間にタンパク質が分解してアミノ酸に変わっていきます。

スーパーで購入するお肉の場合は、そのような熟成期間が過ぎていますのですぐに食べることが出来るのです。もちろん、さらに熟成させることでもっと美味しくさせることが出来ますが、その分コストがかかってしまいます。表面にカビがついてくる場合もあるので、最終的にそのような部分を切り落とすことになります。出荷できる量が減るので高くなってしまうのです。

温度計センサーがないとしたら、そのような厳格な管理を行うことが出来なくなってしまいます。温度計センサーで適温で保存することにより美味しい魚やお肉を食べることが出来るわけです。自宅の冷蔵庫でも出来たらいいのですが、開け閉めの多い家庭用では難しいのが現実です。

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